昨今、「情報」という言葉を頻繁に目にします。大方の経営学の教科書には、既にしばらく前から企業の持つ経営資源として、以前からのヒト・モノ・カネに情報を加えた4つの要素が示されています。また、ITやICT(前者はInformation Technology〔情報技術〕、後者はInformation and Communication Technology〔情報伝達技術〕のこと)などという言葉は、今やあらゆる場面で日常的に使われています。では、情報とは一体何なのでしょうか。改めてそう問われてみると、答えに窮してしまう人も多いのではないでしょうか。ボクは、次のように考えています。
通常、情報という言葉はITやICTの例のように、英語のインフォメーションに対応する言葉です。しかし、他にも日本語で情報と訳される英語に、インテリジェンス(Intelligence)という言葉があります。インテリジェンスは、一般的には知性や知恵などの意味(今話題のAIは、Artificial Intelligence〔人工的な知能〕の略です)で使われているのですが、実はその他に、例えば、国家の機密情報などのように自国、つまり自らにとって有用で必要な情報の意味でも使われており、そうした意味で「情報」と訳されているのです。スパイ映画などでよく見掛けるCIA(米中央情報局)は、Central Intelligence Agencyの略であり、彼らはあくまで一般的な情報(インフォメーション)ではなく、アメリカという国にとって意味のある有用な情報(インテリジェンス)を集めているわけです。
一方、インフォメーションとは、われわれが様々な媒体を通じて手に入れることのできるあらゆる情報のことであり、そのすべてを必要な情報だと勘違いしてしまうと、俗に言う「情報に溺れる」とか「情報に圧し潰される」ということになってしまいます。また逆に、あまりの情報の多さに自ら主体的に集めたり、判断したりすることを諦めてしまうと、外部のお仕着せの判断に振り回されてしまうことになります。
こうして考えてみると、われわれにとって必要なことは、無数のインフォメーションの中から自らに必要で有用なインテリジェンスを選び出して、それを活用することだと言えます。では、インテリジェンスを選び出すための基準は何かということなのですが、そのモノサシが自らの価値観です。ですから、われわれはモノサシの精度を高めるため、常日頃から自らの価値観を磨いていかなければならないのです。さらに、これを企業に当てはめると、モノサシは企業のアイデンティティ(存在理由)であり、ミッション(使命)なのだろうと思います。そして、両者に基づいた確固としたビジョン(将来のあるべき姿)を描くことにより、何が自社のインテリジェンスなのか明確になるのです。
通常、情報という言葉はITやICTの例のように、英語のインフォメーションに対応する言葉です。しかし、他にも日本語で情報と訳される英語に、インテリジェンス(Intelligence)という言葉があります。インテリジェンスは、一般的には知性や知恵などの意味(今話題のAIは、Artificial Intelligence〔人工的な知能〕の略です)で使われているのですが、実はその他に、例えば、国家の機密情報などのように自国、つまり自らにとって有用で必要な情報の意味でも使われており、そうした意味で「情報」と訳されているのです。スパイ映画などでよく見掛けるCIA(米中央情報局)は、Central Intelligence Agencyの略であり、彼らはあくまで一般的な情報(インフォメーション)ではなく、アメリカという国にとって意味のある有用な情報(インテリジェンス)を集めているわけです。
一方、インフォメーションとは、われわれが様々な媒体を通じて手に入れることのできるあらゆる情報のことであり、そのすべてを必要な情報だと勘違いしてしまうと、俗に言う「情報に溺れる」とか「情報に圧し潰される」ということになってしまいます。また逆に、あまりの情報の多さに自ら主体的に集めたり、判断したりすることを諦めてしまうと、外部のお仕着せの判断に振り回されてしまうことになります。
こうして考えてみると、われわれにとって必要なことは、無数のインフォメーションの中から自らに必要で有用なインテリジェンスを選び出して、それを活用することだと言えます。では、インテリジェンスを選び出すための基準は何かということなのですが、そのモノサシが自らの価値観です。ですから、われわれはモノサシの精度を高めるため、常日頃から自らの価値観を磨いていかなければならないのです。さらに、これを企業に当てはめると、モノサシは企業のアイデンティティ(存在理由)であり、ミッション(使命)なのだろうと思います。そして、両者に基づいた確固としたビジョン(将来のあるべき姿)を描くことにより、何が自社のインテリジェンスなのか明確になるのです。