地元企業と地元大学をつなぐイベント「シゴト発見ラボinベイタウン尾道」が12月11日(木)に開催され、福山大学経済学部2年生・3年生あわせて45人の学生が参加した。
同イベントは、地域企業の現場を実際に見学し、学生と企業の直接交流を通じて、仕事への理解や就職への意識を高めることを目的とし、まず㈱ミヤジの見学からスタート。ものづくりの現場で働く人々の姿や、スマートフォンを使って機材を操作する最新の技術について説明を受け、学生たちは、興味深そうに話に耳を傾けていた。





続いて㈱福井亀之助商店を見学。創業以来受け継がれてきた経営理念や、地域との深いつながりについての説明を受け、学生たちは老舗企業ならではの信頼と重みを感じ取っていた様子だった。
その後はベイタウン尾道に会場を移し、見学企業を除く8社による企業紹介プレゼンが行われた。登壇したのは、㈱アマノ、㈱クリアースペースデザイン、日工㈱、㈱北洋本多フーズ、まるか食品㈱、水ノ上災害防具㈱、宮地ナショナル㈱、山本コーポレーション㈱の8社で、それぞれ3分間という限られた時間の中で自社の事業内容や魅力、求める人材像などについて簡潔に紹介した。
その後のグループ交流会では、企業の担当者と学生がより深く話せる場が設けられ、全3タームにわたって直接対話が行われた。
学生から、企業の説明で「面接時に印象を良くするには、共通点を見つけて話すことが大切」「資格よりも、その取得に向けた努力や学びの姿勢が大切」というアドバイスが印象に残ったという声が多く聞かれた。
また、「3カ月間のマンツーマン育成制度がある」との紹介に対して安心感を覚えたという感想もあり、学生たちの人材育成への関心の高さがうかがえた。
そのほかにも、経営に関するリアルな話や借入金の取り扱い、パワハラ防止研修の取り組みなど、働く現場のリアルを感じさせるエピソードも多く飛び出した。
営業における信頼関係構築のための工夫として「まず趣味や食べ物の話をしてから本題に入る」といった実践的な話や、「企業が重視しているのは『その人らしさ』であり、ありのままを見せてほしい」というメッセージも学生の心に深く残ったようだった。
学生たちからは、「担当者が具体的な例を交えて話してくれたので理解しやすかった」「パワハラ研修が印象に残った」「大学生活でできることはすべて挑戦したいと思った」「資格があってもなくても、現場で努力することが大切だとわかった」「共通点から会話を始めると信頼関係が築けると聞いて、実践してみたいと思った」といった前向きな感想が多く寄せられた。
それぞれが企業との交流を通して、働くことへの考え方に大きな刺激を受けた様子がうかがえた。
引率した福山大学経済学部の張楓教授は、「どの企業にも共通していたのは、人を大切にする姿勢だった。学生たちにとって、仕事や企業を見る視点が広がった意義ある一日だったと思う。企業の皆様が丁寧に学生の質問に答えてくださり、学生自身も積極的に関わろうとしていた姿が印象的だった。今回の経験が、今後のキャリア選択に生かされることを期待している」と講評し、イベント全体を通じて双方にとって有意義な時間になったことを語った。
主催は弊社が運営する地元企業への就職促進事業「就活BINGO」。協力は協同組合ベイタウン尾道。